2016/03/16 一生に一度の大きな買い物
2018/01/18
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前田裕之さん(33歳・会社員)が・・・
一生で一番大きな買い物を任せた営業マンとは!?
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※このブログに「答え」はありません。
あるのは、あなたの営業アイデアを引き出すための質問です。
1分間で読める何気ないストーリーです。
ストーリーを読んで、あなたなりのアイデアをたくさん生みだしてください!
結婚して5年。一人息子も3歳になった。
住んでいたアパートも少し手狭になってきたなと思い始めた頃…
妻や両親とも話し合いを重ね、ついにマイホームを建てる決断をした。
僕たちにとって一生で一番大きな買い物だから納得できる会社に任せたい。
週末が来るたびに家族で色々な建築会社を回ったが、イマイチどの会社に頼めば良いのか迷うばかりだった。
1か月ほどかけて、7件の建築会社で話を聞かせてもらったが、全く決めることができなかった。
なぜなら、どの会社の営業マンも言ってることにそれほど差が無いように思えたからだ。
「丈夫で長持ちです…」
「今なら値引きできます…」
「耐震構造がきっちりしていて…」
「なんとか早めの工期で…」
「受渡し後のフォローが…」
「バリエーションが多くて…」
で、最終的に言ってくるのがコレだ。
「で、どうされますか?」
ちょっと待って!
そんなこと言われても決められる訳がない・・・。
確実に僕のテンションは下がり気味だったが、前もって面談予約を入れていたので、次の週末も建築会社へ行くことになっていた。
ふぅ…これで8件目か…。
どうせまた、ひたすら「わが社のウリ」というやつを聞かされることになるんだろうなと思いながら席に着いた。
挨拶が済みお茶を出してくれた後、営業マンはニコニコしながら何やら雑談を始めた。
あれ?なんか今までの人と違う…。
あれ??この人全然「わが社のウリは…」という類の話しをしてこない…。
気がつけば僕は、家とは関係ないのに今やっている仕事の内容や、高校時代の部活のことや、将来の夢なんかを1時間近くも彼に話していた。
逆に、彼がなぜ建築会社で務めているのか、どういう学生時代を送り、どんな夢を持っているのかも聞かせてくれた。
雑談もひと段落した頃、ごくごく自然な流れで僕はポケットから自分の「家に対するこだわり」を書いたメモ用紙を出し、彼にに見せた。
そして僕の想いは堰を切ったように溢れ出した。
彼は的確な質問を挟みながら、僕の話が終わるまで本当に熱心に耳を傾けてくれた。
僕が話終わると同時に、彼は心地よいリズムで「僕の理想の家作り」を実現させるための様々なアドバイスをしてくれた。
あれから10年経った今…
僕たち家族はその建築会社にお願いして建ててもらった家で楽しい毎日を送っている。
僕の周りの人が家を建てるときは確実に彼を紹介してきたことは言うまでもない。
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◆あなたの活動に変換する質問◆
・一方的に自分がしたい話だけをしてしまっていませんか?
・お客様の想いを全て引き出すことができていますか?
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