KYO-KAN 営業!気づくブログ

株式会社KYO-KANの研修を受講してくださった方用のブログです。 このブログには「答え」はありません。あるのはあなたの営業に役立つ「質問」です。 メルマガのバックナンバー閲覧用としてご活用ください。

2023/09/27 諦めたらそこで試合終了

2023/12/13

私は旅行代理店で
営業をしています。

毎年、年末に社員旅行を
ご依頼頂いている企業の
社長さんに、
「そろそろタイミングかなぁ」
と思い、打合せのアポイントを
頂こうと電話をしました。

すると…

「ごめん年末の社員旅行なんだけど、
今回は別の代理店さんで
お願いすることになったから。」

と、まさかのお断りを
受けてしまいました。

実は、この企業さんの案件は
必ず受注できると、
少し慢心していた部分もありました。

さらに社長さんは…

「先週ぐらいに連絡くれていたら、
せめて2社でコンペという形に
できたんだけど…」

と言われ、
非常にショックを受けました。

その企業さんの社員旅行は、
私の業績計画の中で
非常に大きな割合を
占めていたからです。


タッチの差で競合他社に
決まってしまうという、
とても残念な結果になり…

毎年一番の見込みだった
その企業さんは、
私の見込みリストから
消えることになりました。

これは言い訳のしようもありません。
私の油断と慢心が招いた結果です。

それから一か月…
ショックを引きずっているせいか、
頑張っているつもりでも
全然成果に繋がらず
悶々とする日々が続いていました。

とは言っても、
落ち込んでいるだけでは
状況は好転しないので、、

切り替えて、リサーチを強化したり、
アプローチ先を開拓したり、
資料をリニューアルしたりと、
自分なりの努力を続けていました。

そんな中、
ある先輩からこんな助言をいただきました。

「その資料凄く分かりやすいし
インパクトあるね~!
来年には戻ってきてもらえるように、
こないだ断られた例の企業さんにも
お届けしておいたら?」と。


ん~。

さすがに1か月前に断られて気まずいし、
今年の社員旅行は他社で決まっているし、
年が変わってから行っても良いかな。
というのが私の正直な気持ちでした。

それから数日後、
たまたま例の企業さんの近くを
通ったので、
先輩にも言われていたし
資料だけ置いて帰らせて
いただこうと寄ってみることに。


たまたまその日は
社長さんが社内にいらっしゃって、
社長室に通していただきました。

社長さんは私の顔を見るなり、
ハッとした表情で…

社長
「あ、そうそう、
あなたの顔見て思い出した!
別の代理店さんに
お願いしようとしていた
今年の社員旅行は
一旦白紙に戻ったんだよね。」

私
「えっ!?
何があったんですか!?」

社長
「先方の提案内容が
あまりにイメージと
違ったもんだったから、
再度一からプランを
練り直すようお願いしていてね。」

私
「でしたら、社長!
もしよろしければ
私共からもプランを
提案させていただいて、
ご希望に沿った方を
選んでいただくというのは
どうでしょうか!?」

社長
「そうだね、
まだ契約しているわけじゃないし、
もう一方の代理店さんには
コンペ形式になると、
私から伝えておくよ。」

私
「はい、ありがとうございます!
このタイミングで
社長にお会いできて良かったです!!」

社長
「こんなタイミングで、
あなたが私を訪ねて
来てくれたのも
何かのご縁かもね(^^)」


一瞬、
(白紙に戻ってるなら、
私に一本電話くれても…)と
思いましたが、
これこそ「慢心」ですね(汗)


せっかく頂けた
このセカンドチャンスは
絶対に無駄にはできないと、
このコンペはいつも以上に
気合が入りました。

社長さんや社員さんの立場に
なって、
全力でプランを練って、
一週間後のコンペでご提案しました。

そしてその結果、
なんとかご発注を
いただくことができました。


先輩の助言を聞いて、
行ってみて良かったです。
「こんなこともあるんだ。」と
勉強になりました。

そもそも、
もっと早くに
ご連絡するべきだった
ということもありますが…
あの時資料をお届けに行かなければ、
セカンドチャンスも無いまま
終わっていました。

お伺いして良かった~(;´∀`)


=================================

◆あなたの活動に変換する質問◆

・見込みのお客様に、
タイミング良くご連絡はできていますか?

・まだ可能性のあるお客様を、
見込みリストから除外してしまっていませんか?

=================================

-営業マインド