KYO-KAN 営業!気づくブログ

株式会社KYO-KANの研修を受講してくださった方用のブログです。 このブログには「答え」はありません。あるのはあなたの営業に役立つ「質問」です。 メルマガのバックナンバー閲覧用としてご活用ください。

2023/08/30 調子乗っちゃいました

2023/12/13

僕は車の営業マンです。

お客様との商談が終わり、
駅に向かって歩いているとき、
駅前の交差点で…

「すみません、
そこに新しく店舗を出した
紳士服店の者ですが
アンケートに
お答えいただけませんか?」

と…
僕より少し年上と思しき
ピシッとしたスーツの男性から
声をかけられました。


その瞬間、僕の脳裏には
咄嗟にこんな考えが浮かびました。

『え?何?急に。
何か売りつけられるの?
やだやだ。
どうやって断ろうかな。』


まだ、
どんなアンケートかも聞いていないし、
どんな人かもわからないし、
無理に何かを売り込まれたわけでも
ないのに…

反射的に
「どうすればこの人から
スムーズに離れることができるか」
ということを、
本当に無意識で考えてしまっていました。

そして、
その男性は僕の返答を待たずに
こう続けます。

「今、仕事ができそうな
スーツの男性に
アンケートをお願いしておりまして…」

なるほど。
どうやらこの人には、
僕が「仕事が出来そうな人」に
見えたみたいです。

当然悪い気はしません。
それどころか、
警戒心も緩み少し嬉しい気持ちに…。


さらに間髪入れずに
こう続けてきます。

「スーツの着こなしが
すごくスマートだったので、
こだわりがあれば
ぜひお聞きしたくて、
3分だけお時間頂戴できませんか?」

スーツをスマートに着こなして、
仕事ができそうなこの僕の話を
聞きたいのか。

そこまで言うなら仕方ない。
まぁ3分だけならいいだろう。

数秒前までどうやって逃げようか
考えていたのがウソのように、
気づけばルンルン気分で
アンケートに答えている僕(笑)。


「3分だけ」と心に決めていたのに…

あまりに反応が良いので、
スーツの色味や素材、
サイズ感など…
ついつい僕のこだわりを
余すことなく語りつくしていました。

時計を見たら、
20分は立ち話をしてしまっていた
ことに気づきました。


最初はどうやって断ろうかだけを考え…
↓
仕方なく依頼に応じたつもりが…
↓
最終的には、こちらが楽しくなって
「聞いてもらって嬉しい!」
という気持ちで話していました。


おまけに、
別れ際にクーポンがもらえる
公式LINEまで登録して…

数日後には、
僕の好みに合いそうなスーツが
入荷したと連絡をもらって、
お店に足を運ぶことに。

今ではそのお店でしか
スーツを買っていません(笑)

同僚や後輩も
たくさん紹介しました(笑)


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◆あなたの活動に変換する質問◆

・初対面のお客様の「警戒心」を
「良い気分」に変換するための工夫はしていますか?

・お客様に楽しく気持ちよく
話してもらうことはできていますか?

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-人間関係